スタイリスト三田真一、
デザイナースズキタカユキ、
そして僕の3人で始めたユニットTENKI、
PVの衣装制作、雑誌のアートワーク、企画、
インスタレーション、審査員、
思えばTENKIでいろんなことをしてきた。
それぞれ3人超忙しく別々の仕事をしながら、
よくこれだけ打ち合わせをこなして、
多くの作品を創ってきたと思う。
TENKIとして創る作品の数が増えるごとに、
互いの世界観の共鳴度合いが増してきてきている気がするし、
そしてその共鳴した和音がまた各々の制作に反映され、
反響をもってまたTENKIに返って来る。
まさに「響」の関係。
ひとつ不幸があるとするならば、
3人とも異常に体力があるので、
夜中の設営が長引いたときなど、
朝日が昇りだしても誰も「もうこの辺でやめよう」
とならない。
いつも、そして今回も連日朝4時までかかって制作、飾り付け、
それから各々の仕事に向かう。
それが2週間ちかく続く。
僕の場合は自分の個展の設営&撤収、打ち上げ後、
すぐにTENKIの展示準備だったから、
正直死ぬかと思った。笑
今回はさすがに3人とも限界一歩手前だったかな。
スズキくんは自分のショーの準備の合間に来てたので、
びっくりするくらいの不眠体勢でいどんでいた。
48時間で睡眠2時間未満。
目は完全に中国製の「ファービー」。
中国製のちょっとうごきの悪いやつ。笑
そんなスズキくんのすごいところを今回目の当たりにした。
すこし早めに準備が終わった夜中の3時、
ちかくまで送られる(これからまた仕事にもどる)車内でおもむろに電話をとり、
工場に電話して、
「ごめんなさい!ボタンホールやっぱり全部4mm下げて
付け直してもらっていいですか!」
つまりそれは全部創り直しってことだよね、スズキくん。
夜中3時だし下げるの4mmだし全部だし。笑
「ここでそれ妥協しちゃうと全部妥協しちゃうことになっちゃうからねー」
笑いながら彼は言う。
でもそれは、
分かる。
すごく分かる。
ひとつの妥協は連鎖する。
その妥協ひとつで全てがその妥協のレベルに安定してしまう。
そしてそのレベルがそれ以上になることはもう二度とない。
アーティストとしてそんな怖いことってない。
そのことを知っているスズキくんとやっててよかったと思った。
中国製ファービースズキ。
かなり高性能。笑
Fashion Eats Art & Music (FEAM)
Hi:)
Feb6